からだのブレーキ筋を意識的にオンオフできると疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

「からだのブレーキ筋を意識的にオンオフできると疲れにくくなる」です。

大前提:人は、それぞれの動きに最適化された力の出し方を覚えると、非最適化時よりも疲れにくい。

小前提1:人は、重力に抗することを動作の基本方針としているため、常に抗重力筋(※)に力を

     入れている。

小前提2:抗重力筋の一部(特に大腿四頭筋)は、動いている自分自身を止めるときに

     働くブレーキ筋でもある。

(※)抗重力筋:

重力に対して姿勢を保持するため、緊張を余儀なくされる筋肉をいう。

脊柱起立筋、腹直筋、大臀筋、大腿四頭筋など。


小前提1と2から、抗重力筋は常に力が入っているためさまざまな動作では、

ブレーキを掛けながらアクセルを入れている状態になっている、となります。

これは「安全に動く」という目的を達成するために大変有効な仕組みです。

ですが「疲れず動く」という目的を達成するためには不適当な仕組みです。

従って、動きたい方向に対してブレーキを掛けている筋肉を意識的にオフにし、

その間にアクセル用の筋肉をオンにすることができれば、最適化された、と言って良く、

最適化されたのであれば、大前提より、疲れにくくなる、となります。


従って「からだのブレーキ筋を意識的にオンオフできると疲れにくくなる」となります。


次回(9/20)は、「話すより聞くことから始めると疲れにくくなる」です。


○踵(かかと)で立つ


  人は踵で立つと前後左右不安定に立つことができます。

  言い換えれば、ちょっとの重心の移動で体を任意の方向に大きく傾けることができます。

  これを覚えると、立っている状態から動き出す際に力をあまり入れずに済むため大変ラクです。

  具体的には、立った状態で足首を曲げ、足先を浮かせばOKです。


以上