疾病観総論

 ”病”とは状態であり、結果であり、無色の事実です。

 ゆえに”病”は、あなたの内部あるいは外部からの働きかけによって変化させることが可能です。

 

 ”病”はあなたに対する罰ではありません。誰かに与えられた試練でもありません。運命でもありません。前世の業でもありません。

 ですので「いまのあなた」の意思で”病”を望ましい方向に変化させられる可能性があります。

 もちろん病の強さによってはそれが叶わないことがあるかもしれません。でもやってみる価値はあります。あなたが「”病”を変化させたい」という意思を持てば平穏堂はいつでも協力します。

 

 ”病”には明確な原因が見つかる場合もあれば、全くもって原因不明で起きる場合もあります。

 原因不明でも、”病”によって生じる症状の緩和、つまり対症療法は可能です。

 

 ”病”はどんなに気を付けていてもなるときはなりますし、ならないときはなりません。

 それはヒトが生物として個体差や好調不調があるからです。100歳を過ぎても元気なヒトもいれば生まれてすぐ亡くなってしまう赤ん坊もいます。豪快で病気知らずに見えるヒトがたまたま調子を崩したときに付き合いで飲みすぎてお亡くなりになる場合もあります。

 

 ”病”は完全に元の状態に戻る場合と、元の状態に戻らない場合があります。

 元の状態に戻らずとも、症状の緩和や代替手段の採用によって生活の質を上げることは可能です。 

 

 どんなに医療が進んでも、全ての”病”を100%治すことはできません。

 残念ですが、”病”で消耗していると、その事実を受け入れる強さが残っていない場合もあります。

 

 自分で自分を追い込み、回復が追い付かないほど生命力を消耗した結果”病”が生じる場合があります。

 その場合、自分で自分を追い込んでいることを自覚し、追い込むのを止めることが”病”から回復する第一歩です。その場合、自分を追い込みたくなる状況からの脱出や価値観の変更も有効です。