こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。
本日の「疲れにくくなる暮らし方」は
「自分の人生に責任を持つと疲れにくくなる」です。
大前提:人は、複数の課題を一度に解決しようとすると疲れる。
小前提1:人は、自分の人生の課題から逃れられない。
言い換えれば他人に自分の人生を生きてもらうことはできない。
小前提2:人生の課題は、基本的に増え続ける。自然減少するにはとても長い時間が掛かる。
小前提1と2から、人は、増え続ける「自分の人生の課題」から逃れられない、となります。
従って、適宜、課題が生じたタイミングで手を打つ必要があります。
自分の人生に責任を持たないで暮らしている人は、自分の人生の課題を、
他人に押しつけようと試みるか、先送りします。
ですが、見かけ上その試みが成功しても、実際には課題は残り続けます。
つまり、あるタイミングで、複数の課題を一度に解決せざるを得ない状況が訪れてしまいます。
大前提から、そういった状況に置かれた人は、疲れます。
自分の人生に責任を持ち、暮らしている人は、自分の人生の課題を適宜解決することを試み、
複数の課題を一度に解決する状況に直面することが、責任を持たず暮らしている人より少なくなります。
従って、「自分の人生に責任を持つと疲れにくくなる」となります。
次回(9/26)は「目的を持って刃を砥ぎ続けると疲れにくくなる」です。
○「人生の課題」の分類
アドラー心理学では「人生の課題(ライフタスク)」として、3つの課題を挙げています。
1) 仕事の課題(例:商談、利害関係が明確な知人との対立など)
2) 交友の課題(例:友人同士の雑談、気の置けない友人間での価値観の衝突など)
3) 愛の課題(例:恋人同士の愛の語らい、親子関係の在り方など)
この3つは後の方になるほど解決が難しくなります。
以上
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