外見・仕草・話し方を一致させると疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

外見・仕草・話し方を一致させると疲れにくくなる」です。

大前提:人は、複数の人間に同じことを説明すると、実際かかる手間以上に疲れる。

小前提1:人は、他人の安全性を「外見・仕草・話し方」で判断する。

小前提2:人は、「外見・仕草・話し方」が同一傾向でまとまっていると気にならない。

     逆に、いずれかの要素が他の要素からずれているとその理由を問い質したくなる。


小前提1と小前提2から、人は、他人の安全性(自分に危害を加えるかどうか)を「外見・仕草・話し方」

から判断し、それらが不一致の場合、その理由を問い質したくなり、実際問い質されます。

その「外見・仕草・話し方」を行っている本人からすれば目的があって行っているのでしょうが、

「外見・仕草・話し方」が不一致である状態が続けば、出会う人全てに同じことを説明する羽目に

なります。すると大前提から、実際かかる手間以上に疲れます。


従って「外見・仕草・話し方を一致させると疲れにくくなる」となります。


次回(10/14)は、「”○○してあげる”のを止めると疲れにくくなる」です。


○「外見・仕草・話し方」について私見


  1) コモンセンスとしての「外見・仕草・話し方」


    当記事を言い換えると「コモンセンスを守ると疲れにくくなる」とも言えます。

   所属する共同体や状況によってコモンセンス、いわゆる常識は異なります。

   その状況、言い換えれば「場が設えられた目的」に応じて適切な「外見・仕草・話し方」が

   その「場」のコモンセンスとして決定されます。


  2) コモンセンスの例


     たとえば、ドレスコード。礼服でなければいけない場所もあれば、浴衣にサンダルでなければ

    場にそぐわない場合もあります。

     仕草も、素早くキビキビと動く必要がある場合もあれば、ゆったりと大きく動く必要がある

    場合もあります。

     話し方も、落ち着いた声でゆっくり話さなくてはいけない場面もあれば、ライブ会場などで

    感情のままに大声で叫ぶのが礼儀、という場面も存在します。

     いずれも、その「場が設えられた目的」を達するために、その「場」を営む共同体が、

    コモンセンスとしての「外見・仕草・話し方」を整備し、参加者にその遵守を望みます。

    参加者がコモンセンスを順守することで、「場」に生じる力の方向がそろい、目的が

    達成されやすくなります。


  3) コモンセンスと自分自身の感覚


     私は、自分の目的と、「場」の目的が一致する限り、自分の感覚よりも、コモンセンスを

    優先したいと考えております。

     逆に言えば、自分の目的と「場」の目的が一致しない場合は、その「場」から離れます。

    コモンセンスの方を、自分に合わせようと試みるのは、労力の無駄であると私は考えます。


以上