『仮説検証』を使えるようになると疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

「『仮説検証』を使えるようになると疲れにくくなる」です。

人は、見たいもの、つまり自分に都合の良いものしか見ない性質を持ちます。

現実は、自分に都合の悪いものも存在します。

その「自分に都合の悪いもの」に直面したとき、何も準備していなければ、

やりたかったことは100%失敗します。

このとき「運が悪かった」ですませると、同じ状況になったとき繰り返し失敗しますので、

「運が悪かった」ですませなかったときに比べ、失敗の対応に気力体力を使いますから、疲れます。


では「運が悪かった」ですませないためにはどうするのが適切な対応でしょうか。

それが「仮説検証」です。


「仮説検証」は、現実を説明するために、判明している事実から「仮説」を立てます。

そして、その仮説が正しいか実験(物質的・思考的)を行い、「検証」を行います。

重要なのは、「仮説」は間違っても良い、という点です。

なぜなら「仮説」はトライアンドエラーを繰り返すことで、現実を説明する精度を高めていく性質を

持たされているからです。

最終的に「仮説」は、条件を限定した状態で、任意の現実を再現できるようになります。

任意の現実を再現できたとき、「仮説」は「理論」になります。


そういった「仮説検証」を行うことで、「自分に都合の悪いもの」は何故生じたのか?を分析でき、

分析の結果から、失敗した原因を見つけることができますから、再度似たような状況に直面したとき

失敗しにくくなる、となります。


従って「『仮説検証』を使えるようになると疲れにくくなる」となります。


次回(10/30)は、「スマートフォンを見るのを控えると疲れにくくなる」です。


以上