共感と賛成は異なることに気付くと疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

共感と賛成は異なることに気付くと疲れにくくなる」です。

0.注意事項

 

   当記事では「共感」と「賛成」が異なる概念であると示すのが目的です。

  従って、既に「共感」と「賛成」が異なるとお考えの方は、当記事を読む必要はありません。

 

1.概要


   (1)「共感」は技術であり、意志表明ではありません。

   (2)「賛成」は意志表明であり、技術ではありません。

   以下で上記2点について詳細に記述することで、「共感」は多用することで疲れにくくなり、

   「賛成」は慎重に行うことで疲れにくくなることを示します。

 

2.詳細

 

   (1)「共感」は技術である

 

       「共感」は、他人が持つ視点・直面している状況・考え方の癖などを変数として、

       その他人が何を考えているのかを自分の中でシミュレーションする技術です。

       ここでのシミュレーションの目的は、「他人の行動目的を理解する」ことです。

       「他人の行動目的」を理解することで、その他人に対する、「自分の対処内容」を

       決めやすくなります。

       対処が決めやすくなれば、決めにくいときよりも、時間・気力・体力は

       少ない使用量で済みますから、「共感」を多用することで、疲れにくくなる、

       となります。

 

    (2)「賛成」は意思表明である。ゆえにその意志に対する責任が生じる

 

        人は、他人の何らかの思想なり決定に「賛成」の意を唱えると、

       賛成した分の責任が生じます。

       従ってむやみに「賛成」を行うと、自分の限界を超える責任が生じる可能性が

       高くなります。

       そして限界を超えた場合は、限界を超えなかったときよりも、疲れますから、

       「賛成」するときは慎重な調査とその結果を使った判断が求められます。

 

3.結論

 

   上記(1)と(2)から、「共感」は多用することで疲れにくくなり、

  「賛成」は慎重に行うことで疲れにくくなる、となります。

  そして、「共感」と「賛成」を使い分けるには、それぞれが異なることに気付くことが必要です。

  従って「共感と賛成は異なることに気付くと疲れにくくなる」となります。

 

次回(11/4)は、「からだのブレーキの外し方を覚えると疲れにくくなる」です。

 

以上