騙されるポイントを予め知っておくと疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

「騙されるポイントを予め知っておくと疲れにくくなる」です。

人は騙されると傷つきます。傷つけばそれを癒すために気力体力を使いますので疲れます。

予め、一般的と思われる「騙されるポイント」を知っておくことで、騙されにくくなります。

騙されにくくなれば、傷つくことも少なくなりますから、疲れにくくなります。

 

従って「騙されるポイントを予め知っておくと疲れにくくなる」となります。

 

次回(11/25)は、「”他人の『人生の課題』を奪わない”と疲れにくくなる」です。

 

○騙されるポイント

 

  以下に、代表的な騙されるポイント6つを列挙します。

 

  1) 負い目を持たされる

      無料で招待されたり、プレゼントを渡されると、おおかたの人は負い目を感じます。

     その負い目に付けこまれると、騙されるのに気づきそうでも罪悪感を覚えて、

     目をそらしてしまいそのまま騙されます。

    対策:一見して相手にメリットが無いのに優しくしてくる場合が、

       この負い目を感じさせるパターンです。

       ですので、自分に心当たりが無いのに相手が優しくしてきたとき、

       その行動の裏に隠された目的を警戒することで対策できます。

  

  2) 好意を示される

      1)の負い目を持たされる、と似ています。

      こちらは、好意を示したり、親切を装って信頼を得るというある程度長期的な計画のもとで

     行われる騙しの技術の一つです。ある意味では、最も性質が悪いといえます。

     なぜなら「騙されているのはわかっているけど、あの人にだったら騙されてもいい」となる

     つまり「騙されるのを被害者が受容してしまう」ケースが生じる場合もあるからです。

    対策:これも1)と同じで、自分に心当たりが無いのに相手が優しくしてくたとき、

       その行動の裏に隠された目的を警戒することで対策できます。

       しかし、このパターンの相手は、その警戒を解くような動きを仕掛けてきますので

       初期のうちに逃げられないと心理的に詰みます。

 

  3) 権威を示される

      公的機関などを騙って信頼を得た後に騙しにくる手法です。

    対策:現在ではインターネットなどでその公的機関について調べれば、

       公的機関ならば真贋を見破れますので、「調べる」ことが対策となります。

       調べる時間を採れないように畳み掛けてくる詐欺師集団もいますので、

       怪しそうだと思ったらまず相手にしない、または時間稼ぎをして調べる、

       ということも必要になってきます。

 

  4) 希少性を示される

      人の気をひくような「とっておきの情報・モノ」だと偽って近づく手法です。

    対策:ほんとうに「とっておきの情報・モノ」だとして、

       「そんな重要なものが外部に流出する時点で、その話はおかしい」と気付けば、

       そんな話を持ち込む相手は信頼できないと結論付けられます。

 

  5) 一貫性の破れを指摘される

       騙される側が騙す側の提案を断る際、その理由に一貫性が無い場合、矛盾をつかれて

      攻め込まれます。1)の負い目を持たさせるにも似ています。

     対策:騙す側に付けこまれないよう、一貫性を持った回答をするのが対策になります。

        または「嫌なものは嫌だ」「なんとなく嫌だからお断りだ」といったように

        抽象的な理由で断ることも、相手が漬け込みにくくなりますので、対策になります。

 

  6) 集団心理

       集団心理を利用して、同調圧力で断らせなくする手法です。

      単純な力技ですが、それだけに、その場に持ち込まれるとそれだけでほぼ詰んでしまう

      大変強力な手法です(特に日本人の場合)。

     対策:まずはそのような会場に行かないことが最大の対策です。

        行ってしまった後では誘った人間と縁切りするぐらい強力な意思を持たないと

        対抗は困難です。

  <まとめ>

    ・実際の詐欺師は、上記1)から6)までを組み合わせて騙しにかかります。

    ・怪しい話だと思ったら、どんな義理があったとしても、初期の段階で断りましょう。

     

以上