異なる結果を求める手段として異なる方法を試すことに気付くと疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

「異なる結果を求める手段として異なる方法を試すことに気付くと疲れにくくなる」です。

 人の行動の結果は、『周囲の状況』と『行動遂行のためにとった方法』によって変化します。

ここで『周囲の状況』には、前提条件、周囲の環境、関わった人間の能力も含まれます。

そして『周囲の状況』は、短期間で変化する可能性は低いため、同じ『方法』を行えば、

ほぼ同じ結果を得られると考えられます。


 このことから、異なる結果は”異なる『方法』を試す”もしくは”『周囲の状況』の変化”を待つことで

得られることが導けます。


 『周囲の状況』を変化させるのは他人が絡むため、成功するかどうかは未知数で、計算できません。

『周囲の状況』の変化を待つのも、どのタイミングで変化するか推測するためには、

長期間の観察データが必要になるため、余り現実的ではありません。

ですが”異なる『方法』を試す”のは、自分自身で行えますから、少なくとも成功させる確率を計算

できます。


従って「異なる結果を求める」手段としては

”『周囲の状況の変化』を待つ、あるいは自ら変化させる”よりも

”『異なる方法を試す』”のが確実である、とわかります。


確実な手段が分かれば、不確実な手段を繰り返すよりも結果が出やすいため、疲れにくくなります。

従って「異なる結果を求める手段として異なる方法を試すことに気付くと疲れにくくなる」となります。


次回(12/1)は、「『取引しないこと』を選択肢に入れられるようになると疲れにくくなる」です。


○同じ方法を行い続けることが不適切になる状況


   伝統を守るというお題目で、同じ方法を行い続ける状況があると思います。

   ですが、実際には同じ方法を行居続けているのに、時代が変わると同じ結果が出ない場合が

  あります。

   それは、当記事の最初に書いた『周囲の状況』の変化によるものです。

   長期的な視点でみると、時代が変わり、人が変わり、『周囲の状況a』が変化すると、

  『bという方法』でXという結果は出なくなり、X´という結果が出るようになります。

  その『結果の変化』に気付かず、何も考えずにただ「従来と同じ方法」を繰り返すのであれば、

  それは伝統を守るのではなく、伝統の破壊という不適切極まりない行動だ、と私は考えます。

   私は、伝統を守るということは、『周囲の状況』が伝統を受け継いでいくなかで

  どう変わってきたかを認識した上で、伝統が本来目指した結果を得るために、どのような

  方法をとるのが最善かを常に自らに問いかけ続け、方法の変化が必要とあらばそれを実践していく

  ことが肝要である、と考えています。


以上