他者との間に横の関係を築くと疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

「他者との間に横の関係を築くと疲れにくくなる」です。

 人は、自分で選んでいる「人生のありかた」によって、他人との関係を、

「横の関係」か「縦の関係(=上下関係)」のどちらか一方に偏って築きます。


 誰か一人と縦の関係を築いているのであれば、他の誰に対しても上下関係を築いている、という

ことになります。上下関係を築く場合、現在の地位を維持するにも、現在の地位から上げていくに

しても気力体力を使うため疲れます。

もちろん「より上の地位に上がりたい」という目的を持たれているのであれば疲れても本望でしょう。


 逆に、誰か一人とでも横の関係が築けたのであれば、そこを突破口にして、他の誰に対しても

横の関係を築けるとなります。

 ここで注意しなければならないのは、横の関係はあくまで「意識の上での対等」であり、

「主張すべきは堂々と主張することが大切」な関係であって、年長者を軽んじることではなく、

また、仕事上の上下関係(役職)を無視することでは無い、ということです。


 横の関係を築くことにより、人はひとりひとりが責任をもって同一の目的に対し行動を起こしていく

ことが可能になります。すると、上下関係に依存し、少数の上位者に責任を負わせて行動を起こす

よりも、ひとりひとりの負荷が小さくなり、その結果疲れにくくなります。


従って「他者との間に横の関係を築くと疲れにくくなる」となります。


次回(12/22)は、「自分が世界の中心にいるのではないことに気付くと疲れにくくなる」です。


以上