必然と偶然を区別できると疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

必然と偶然を区別できると疲れにくくなる」です。

 人は、本能的に不確定さを嫌うがゆえに、何の関係もない複数の出来事に関連性を見出そうとします。

具体的には、運命や、迷信と呼ばれる類のもので、偶然であったとしても必然だと思い込むことが

往々にして発生します。


 その見出した関連性が、再現性が担保されていたり、容易に確認可能である、いわゆる経験則ならば

第三者込みで検証可能なため、問題は生じません。ですが、再現性が無かったり、再現状況の設定が

困難で、確認が事実上不可能な場合、第三者による検証が不可能なため問題が生じます。


 その問題とは「(他人から見ると根拠が無い)思い込み」の発生、そして「水掛け論」の発生です。

「(他人から見ると根拠が無い)思い込み」が発生すると、思い込みを持った当人は、他人が自分の考えを

理解できない理由が分からず、ストレスを感じ、疲れます。

また「水掛け論」が発生すると、思い込みを持った当人だけでなく、水掛け論を吹っ掛けられた他人も

終わりの見えない議論を続けることになるため、疲れます。


 ここで、「必然と偶然」を区別できると、因果関係が明確な事象だけを必然とし、

因果関係が不明な場合、偶然は偶然と、事象を切り分けできるようになります。

すると、無闇に根拠なく思い込むことが少なくなり、その思い込みを元に他人に理解を期待することも

無くなるため、ストレスを感じる状況も少なくなり、その結果、疲れにくくなります。


従って「必然と偶然を区別できると疲れにくくなる」となります。

 

次回(1/5)は、「『持って生まれた性格』は存在しないことに気付くと疲れにくくなる」です。

 

以上