他人を否定するときは争う覚悟を決めると疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

他人を否定するときは争う覚悟を決めると疲れにくくなる」です。

 人は、生物的な本能として安心・安全を好み、不安・危険を忌避します。

そして「自分」を否定されることは、自身の安心・安全を犯されることになるため、

主張にしろ、人格にしろ、「自分」が否定された、と感じた場合、人は防衛的になります。

人が防衛的になると、相手を避ける、相手から距離を置くなどの行為に出るほかに、

相手と争うという行為に出る場合があります。


 この「相手と争う」行為に出られた場合、否定した側が「争う」覚悟を持たないでいると、

つまり「自分が正しい(※)のだから相手を否定した。だから相手は従って当然、争う余地も無い」と

考えていた場合、思わぬ反撃を受け予想外のダメージを受けるため、余分に疲れます。


     (※) 自分には自分の理があるように、相手には相手なりの理があります。

        向かい合った状態で、片方の理を押し通すのであれば、衝突は免れません。

        同じ方向を向いて、双方の理が一部でも重なり、相乗する道を探すのが

        生産的な試みではないか、と私は考えます。


 「否定した側と争うか否か」は「否定された側」に決定権があります。

そのため「否定した側」は「争う覚悟」を持ってから「相手を否定する」と、

反撃を受けたとしても、余裕をもって対処でき、余分なダメージを受けずに済むため、

疲れにくくなります。


従って「他人を否定するときは争う覚悟を決めると疲れにくくなる」となります。


次回(1/25)は、「引き継いだ生き方をより良くしていくと疲れにくくなる」です。


以上