引き継いだ生き方をより良くしていくと疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

「引き継いだ生き方をより良くしていくと疲れにくくなる」です。

 共同体の先達から、後進に引き継げる生き方には2つのポイントがあります。


 一つは、その「共同体のルーツ」です。

 どのように共同体が作られ、どのようにつながってきたのかを伝えることで、人は共同体への

所属意識を高め、また、これから自分がどう共同体にかかわっていくべきかを考えることができます。


 もう一つは、「先人を乗り越える自由」です。当記事ではこれに注目します。

「先人を乗り越える自由」とは、先達が更に前の世代から受け継いだものを、後進の人間が

懐疑的に検証し、最新の知見に照らして改変する自由です。


 どれだけ最新の知見が投入された技術や思想であっても、時代が下ればより新しい知見で

否定されるものがあるのは否めません。また、伝わる途中で断絶があれば元々意図されたものと

異なるものが伝わっていることもあるでしょう。

そういった意味で前の世代から受け継いだ生き方は「無謬性が担保」されていません。

そのため、懐疑的に検証し、更新していくことで、より良い生き方や効率的な手法へと

磨き上げられていく余地があります。


 より良い生き方や効率的な手法になるよう磨き続ければ、より本質に近く、理解も深まり、

作業のやり直しも自然と少なくなり、行程も無駄が省かれ短縮され、精度も高くなりますから、

その分疲れにくくなります。


従って「引き継いだ生き方をより良くしていくと疲れにくくなる」となります。


次回(1/26)は、「自分の行動が何を目的としているのか意識できると疲れにくくなる」です。


以上