『相手の感情に訴える』のは『最後の手段』にすると疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

『相手の感情に訴える』のは『最後の手段』にすると疲れにくくなる」です。

 人は、相手を理屈で説得できないとき、感情に訴えて説得することがあります。


 ですが感情は行動力を増幅するための「一時的な」道具であるため、時間が経つと弱くなります。


 すると、以下のような変化が起こります。


 「相手の十分な納得感」=「説得側の理屈」+「相手側の感情」

            ↓

            ↓(十分な時間経過)

            ↓

 「相手の十分な納得感」>「説得側の理屈」+「(弱まった)相手側の感情」

            ↓

            ↓(納得感が不満足感へ変化)

            ↓

 「相手の不満足感」=「説得側の理屈」+「(弱まった)相手側の感情」


 つまり、感情に訴えて説得すると、最終的に、相手が不満足感を抱き、後から説得の結果を

ひっくり返される可能性が高くなります。ひっくり返される可能性が高くなれば説得以後に

積み重ねた行動をやり直さなければならない可能性も高くなり、その分疲れ易くなります。


 ですので相手を説得するならば、可能な限り、理と利を説くことで終わらせると疲れにくくなります。

 また、どうしても何とかしたくて感情に訴えるにしても、後々ひっくり返される可能性を考慮に入れて

おけば、ひっくり返されることへの心の準備ができるため、やはり疲れにくくなります。


従って「『相手の感情に訴える』のは『最後の手段』にすると疲れにくくなる」となります。

 

次回(2/28)は、「『うまい儲け話は何故うまそうに感じるのか』を考えられると疲れにくくなる」です。

 

以上