『うまい儲け話は何故うまそうに感じるのか』を考えられると疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

『うまい儲け話は何故うまそうに感じるのか』を考えられると疲れにくくなる」です。

 当記事では、儲け話を持ち掛け「られた側」について論じます。

 世の中に儲け話は数あれど、引っかかる人は「儲かりそうだ」と思うからこそ引っかかります。

 その「儲かりそうだ」つまり「うまそうな儲け話」であると、「自分が思う」ポイントを

突き詰めて考えると、現在、自分が選んでいる「世界観」を見直すことができます。

 自分の「世界観」を見直すことで、より合理的な「世界観」を選びなおせる可能性が高くなるため、

その分疲れにくくなります。


従って「『うまい儲け話は何故うまそうに感じるのか』を考えられると疲れにくくなる」となります。

 

次回(3/1)は、「二項対立から二項協力に切り替えると疲れにくくなる」です。


○「うまそうな儲け話である」と感じるポイントの見直し例


   例として、「あなた(カモ)だけに売られる未公開株、私(詐欺師)に色をつけて

  買い取らせてください」という詐欺を取り上げます。


   この詐欺では、買う側(カモ)が買った株が実際は買い取られることはありません。

   買い取る人間が居る、とカモに伝えるのは売る側(詐欺師)の手管の一つです。


   買い取る人間がいると知ると、カモは「ああ、この未公開株には十分な価値があるんだ」と

  考えます。そして「そんな価値ある未公開株を売ってもらえる自分にも価値がある」と

  考えるかもしれません。(ここは人それぞれです)


   ともあれ「価値がある”はず”」の未公開株を買って(買わされて)、詐欺は終了となります。


   では、ここで未公開株を買ってしまう人が選んでいる「世界観」はどのようなものでしょうか。


   以下は完全な私見になりますが

   ・自己認識「私は儲け話を持ち掛けられて然るべき”特別な”人間である」

   ・世界観「世界は私に儲け話を持ち掛けるべきである」

   ・他者認識「しかし世界(他人)は私に儲け話を持ち掛けない、何故だ!他人はオカシイ!!」

   といったところでしょうか。


   ここで「世界観」を見直すことで合理的になるとしたら、

   ・自己認識「儲け話を持ち掛けられて然るべき人間などいない。私もそうである。」

   ・世界観「世界は見ず知らずの人間に儲けさせるような優しさは持ち合わせていない」

   ・他者認識「世界(他人)は私に儲け話を持ち掛けないのが自然である」

   となるかと思います。


   見直した後の「世界観」を持っていれば、未公開株の買い取りを、

  見ず知らずの人間(詐欺師)から持ち掛けられた時点で不自然に感じると思われます。


以上