文章を書くときは書きやすいところから手をつけると疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

文章を書くときは書きやすいところから手をつけると疲れにくくなる」です。

 人が文章を書きだす際には色々な傾向が見られます。

 プロットを起こす人もいれば、先ずキーワードを考える人、最初の一文、あるいは締めの一文から書き出す人など様々です。


 どの方法でも、推敲を何度も行うことを前提に、書きやすい一文から手をつけると、遠回りのようでいて、実際には短い時間で文章が書けます。最短で文章が書ければその分疲れにくくなります。


 具体的には、書きやすい一文がいくつか書けたら、それらを主題を表すように組み合わせ、不足していれば一文を追加、冗長ならば削り、前後の繋がりがおかしければ切り貼りすれば文章になります。

 

 ここで、最初から【完ぺきで推敲不要な文章】を書いてやろうと意気込むと、悪戯に時間を消費し、

いつまでたっても一文すら書き出せないという結果になります。そうなれば単位時間当たりの気力体力の消費量は変わらずとも、時間が長くかかる分、疲れやすくなります。


従って「文章を書くときは書きやすいところから手をつけると疲れにくくなる」となります。

 

次回(4/10)は、「評価に対する報酬は相手次第だと考えられると疲れにくくなる」です。

 

○ビジネス文書のお約束


   情緒的な文章ならいざ知らず、ビジネス文書の文章には「結論」から書き出すという

  お約束があります。そのお約束は、読み手の時間を奪わないために存在します。


   読み手は、ビジネス文書を読む際、最初に、自分の判断が必要な「書き手の結論」を探します。

   それは書き手側の企画や予算金額の承認要望などです。

   読み手にしてみれば、まず結論を念頭におかなければ、詳細な情報を繋ぎ合わせて

  全体像を作れず、ひいては全体像に対する判断を行うことができません。

   ここで、詳細な情報「だけ」を羅列し、最後に「ご判断をお願いいたします」と書かれていると、

  読み手はもう一度その文書全体を読み直すはめになります。それでは読み手は2倍とはいかずとも

  余計な時間を取られます。

   そのため、ビジネス文書ではまず結論を先頭に置き、その後詳細を書くようにするお約束が

  存在します。


以上