『時間泥棒』対策を行うと疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

『時間泥棒』対策を行うと疲れにくくなる」です。

 人は「時間の『質』」が奪われたとき、「時間が奪われた」と感じます。

 所謂『時間泥棒』です。

 「時間の『質』」の高低は、一定の時間に対し、その時間に求めていた目的の何割が充たされたか、

で決定されます。

 端的に言えば、邪魔をされてもその時間に求めていた目的(例:問題集を○問解く)が達成できれば、

時間泥棒は行われていない、と言えます。

 また、仕事でいえば、工数の見積が甘く、目的が達成できないとき、「××のせいで時間を奪われた」と

周囲に責任転嫁を行う人もいるかと思います。


 『時間泥棒』の対策を取ることで、時間当たりの目的達成率が上がるため、疲れにくくなります。


従って「『時間泥棒』対策を行うと疲れにくくなる」となります。

 

次回(4/13)は、「手間のかかることは一つずつ手順を踏んでいくと疲れにくくなる」です。

 

○時間泥棒対策の具体例


   時間泥棒対策の具体例としては以下のようなものがあります。


    1.時間を余分にとるイベント(リスクイベント)を洗い出し、個々の対策を取る


         (リスクイベントの例)

         ・資料が揃っていない→揃える

         ・揃っていてもバラバラに並んでいる→見やすく並べることを計画に入れる

         ・最新技術(つまり誰もが不慣れな技術)を、計画の主幹技術として進める

          →選抜した要員を先行して技術に習熟させ、後に全体に指導させる

         など


    2.目前の作業に集中できる時間を纏めて取れるよう、自分自身と周囲環境を整える


         (集中する為に自分自身と周囲環境を整える例 )

         ・一人になる

         ・集中できる体調になる時間を見極める

         など


    3.計画を立てる際、時間を余分にとるイベントを最初から織り込む


         (時間を余分にとるイベントの例)

         ・人と会う場合、現場でさらに知人に出会い、店をはしごする可能性

         ・「少々宜しいですか」と部下から話しかけられる時間

         ・メール処理

         など


    4.「『今』だけはやらないこと」の一覧を作り、計画期間内では絶対に行わない


         (今だけやらないことの例)

         ・質疑応答を受け付ける

         ・他の仕事のことを考えたり行ったりする

         ・(休憩中)仕事のことを考える

         など


   などがあります。


以上