自分が他人のどのような行動に怒りを感じるかに気づくと疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

自分が他人のどのような行動に怒りを感じるかに気づくと疲れにくくなる」です。

 人は「自分の価値観に従わない行動」に対し怒りを感じる場合があります。

 その行動の主体が自分でも、他人でも怒りを感じます。

 ただ、他人の行動に対し、怒りを感じる場合、「自分の価値観は他人の価値観に優先する」

という思考が先に生じています。

 その思考は段階が進むと「自分が絶対正義である。他人はバカで間違っている」となるため、

他人との対等な協力関係を作りずらくなります。

 他人との対等な協力関係を作りずらくなれば疲れやすくなります。

 

 従いまして、他人のどのような行動に怒りを感じるかを精査し、その基準が「自分の価値観に従わないから」であったならば、その基準を変えたほうが疲れにくくなります。

 

 私が考える、変更候補の基準は「自分とその他人がともに属する共同体の”最低限の”ルールやマナーに従わないから」です。具体的には「公共の場所はきれいに使いましょう」程度の価値観です。

 そちらに変更すると、他人との協力関係を作りずらくなることも無く、疲れにくくなります。

 

従って「自分が他人のどのような行動に怒りを感じるかに気づくと疲れにくくなる」となります。

 

次回(7/5)は、「自分が喜びを感じる事象を意識できると疲れにくくなる」です。

 

○怒りが生じるプロセス

 

  「怒り」は突然には生じません。生じるまでには以下の段階を踏みます。

  1.事象を目撃する。

  2.自分の価値観と照らし合わせる

  3.価値観に基づき一次感情のうち「悲しみ」が生じる

     (「悲しみ」が生じなければここでプロセス終了)

  4.「悲しみ」を解消する行動を起こすため、行動力を強める感情である「怒り」を生じる

     (あるいは「怒り」以外の解消手段(誰かとの対話など)が取られる)

 

以上