技術的課題と意識改変が必要な課題を切り分けられると疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

技術的課題と意識改変が必要な課題を切り分けられると疲れにくくなる」です。

 人は課題に直面する状況がままあります。

 そのとき、技術的課題と意識改変が必要な課題を切り分けられると、課題に対し適切な対処を取れる可能性が高くなるため、その分疲れにくくなります。

 課題を切り分けられず、技術的課題だと思って、実際は意識改変が必要な課題に取り組むと、必ず失敗します。意識改革が必要な課題だと思って技術的課題に取り組んでも同じように失敗します。失敗すれば疲れやすくなります。

 

 前者の例:営業で上手くしゃべれない

   誤った認識…会話スキルが不足している。営業技術のテクニックを磨けばなんとかなるはず。

   正しい認識…自分に自信が無く、何を話しても相手に笑われるのではないか、という自己否定が

         根底に存在する(これは一例です。別パターンもあります)

 

 後者の例:自分の思ったように部下が動かない

   誤った認識:自分の熱意と飲みニュケーションが足りないせいだ。もっと部下と語り合おう。

   正しい認識:教育スキルが不足している。

         上司である自分が望ましいと考える行動を、部下に伝えていない。

         また、評価基準があいまいである。

         あるいは詳しく伝えているつもりで実際は抽象的な指示にとどまり、

         『部下が指示の意味を取り違える』要素を多く含んでいる。

         部下は何をすれば評価されるのか上司の胸の内を、自分の過去の経験から忖度して

         行動するため、上司の意図とずれる可能性が高い。

         (上司とウマのあう部下は意図を正確に読み取る可能性は高い。

          しかしそんな部下の絶対数は少ない。

          また、部下が自分で考えて動ける状況は、部署の方針と、譲渡される権限が

          明示されなければ成立不可能である。)

 

従って「技術的課題と意識改変が必要な課題を切り分けられると疲れにくくなる」となります。

 

次回(10/05)は、「自分が望ましいと考える行動を文字に起こして一覧にすると疲れにくくなる」です。

 

以上