自分が気づいていない欲求を相手に投影している可能性に気づくと疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

自分が気づいていない欲求を相手に投影している可能性に気づくと疲れにくくなる」です。

 人は自身の倫理観に反する欲求を持つ場合があります。

 そしてそれに耐えられず気づかない振り(無意識領域に抑圧)をする場合があります。

 ですが、そのままではいつか意識上にその欲求が上ってきて気づいてしまうため、他人がその欲求を持っているのだ、と他人に「投影」し、そして欲求が投影された人を倫理を以て責め立て、自身の倫理観との整合性を保とうとする場合があります。

 

 事例1

  欲求…常に相手より上位に位置したい(無意識)

  倫理…人と上下関係を争うのは不毛で醜い(建前)

  状況…たまたま仕事などで任意の相手から自分の非を伝えられた(相手の口調は冷静とします)

  投影…何故責められたのだろう。きっと相手が私より上に位置したいからだ。

     あの人はなんて不毛で醜いことをするのだろうか!

 

 事例2

  欲求…あの人が好きだ。

  倫理…告白して失敗するのは恥ずかしいことである

  状況…当の相手(「あの人」)からは全く関心を寄せられていない

  投影…『あの人は私を好き』であるのに、『告白して私に振られるのが恥ずかしい』から

     無関心な振りをしているのだ。

     →『仕方がない、私からアプローチしなくては!』と思考が進行する場合もあります。

      いわゆるストーカーの思考がこれです。

 

 投影は、自分自身を守るためとはいえ、自分自身にうそをつき、騙している行為ですから、いつか破たんします。破たんから復旧するには気力体力が必要ですから疲れやすくなります。

 

 相手に自分の欲求を投影していないか?と自身を見つめなおし、懐疑できれば、投影に気づき、投影を止め、破たんを回避できる可能性が高くなるため、疲れにくくなります。

 

従って「自分が気づいていない欲求を相手に投影している可能性に気づくと疲れにくくなる」となります。

 

次回(10/22)は、「他人は目的が無ければ干渉しないと気づくと疲れにくくなる」です。

 

以上