『自分で見つけた真実』を懐疑できると疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

『自分で見つけた真実』を懐疑できると疲れにくくなる」です。

 人は『真実』を自分で見つけたとき、その『真実』を『自分自身』と同化させる場合があります。

 同化した場合、その真実を疑われると、自分自身を疑われたと誤認し、疑った相手に対し強い反発を覚えます。相手は相手で根拠を持って、その『真実』を疑っているため、反発に対し、さらに反発するため、お互いに『自分』を守るための争いが生じます。そうなれば疲れやすくなります。


 ここで『真実』を懐疑し、相手の疑い通り誤っているか判定しなおせると、以下に示す2つの理由で

争いが生じなくなります。


 1.真実が、事実相手の疑い通り誤っているならば、納得して誤りを認められる。

   誤りを認められれば、自分自身と真実の同化は解け、相手に協力できるようになる。


 2.相手の視点から見ても、相手が誤りで自分の真実はより『正確』である、と確信できた場合、

   相手の主張に関係なく、自分の『真実』を維持できる。

   自分の真実が『正確』であると確信しているならば、相手の言葉を受け流せる。

   また、たとえ相手から挑発されたとしても無視できるようになる。

   相手は無視されれば争いを止める(※)。


     (※) 相手が別の目的を持ち、その手段として「争うため」に議論を仕掛けて来た場合、

         逃げられるならば逃げるのが最もラクです。『命』が掛かってしまったら、

         覚悟を決めて争わなければなりませんから、『命』が掛ける必要が無い状況を

         作り、維持しておく必要があります。


 争いが起こらなければ、傷つきにくくなりますから回復で消耗しなくなり、疲れにくくなります。


従って「『自分で見つけた真実』を懐疑できると疲れにくくなる」となります。

 

次回(11/20)は、「『自分で見つけた真実』を過度に一般化するのをやめると疲れにくくなる」です。

 

以上