『かかと』”にも”体重を乗せられると疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

『かかと』”にも”体重を乗せられると疲れにくくなる」です。

 人は立っているとき、「足の裏」で地面とつながっています。

 そして前に倒れないようにすると、つま先に体重を乗せる必要があります。

 前に倒れることを恐れ、前に倒れないように意識しすぎると、腰が後ろに引けます。

 腰が後ろに引けると、背骨の湾曲の都合上、腰椎より上の上半身は、重心バランスをとるために前方に突っ込みます。つまり、猫背になります。

 意識せずに猫背を続けると、背中の筋肉や関節に無理が溜まり、こわれやすくなります。こわれれば回復のため気力体力が必要になりますから、疲れやすくなります。

 

 そこで、つま先だけでなく、かかとにも体重を乗せられるようになると、腰の位置をからだの重心線上に置きやすくなり、結果、上半身もからだの重心線上にきます。

 上半身がからだの重心線上にくれば、からだの前面と背面の力のバランスが最小限の力で整うため、上半身の力を抜きやすくなります。

 上半身の力が抜ければ、からだは前にも後ろにも倒れにくくなるため、つま先のほうに体重を乗せる必要も少なくなります。そうなると、足首を動かす「脛の前後の筋肉」も最低限の力で済むようになるため、疲れにくくなります。

 

従って「『かかと』”にも”体重を乗せられると疲れにくくなる」となります。

 

次回(11/28)は、「『命題の定義』を共有してから議論すると疲れにくくなる」です。

 

以上