選択可能な選択肢に嘆くのを止めると疲れにくくなる

こんにちは。平穏堂院長の田上俊和です。

本日の「疲れにくくなる暮らし方」は

選択可能な選択肢に嘆くのを止めると疲れにくくなる」です。

 人はその時々の状況下で、選択可能な選択肢のなかからいずれかを選び実行するという一連の行為を行い続けます。

 

 その人にとって最良の結果をもたらす選択肢は、状況によっては選択不可能な場合もあります。

 この場合『選択可能な選択肢に最良のそれが無い』事実を嘆いても、選択肢に最良のそれが生えてくるわけではないので嘆く行為は非生産的です(ただ、『一時的に慰められる』という利益は生じます)。

 非生産的な行為は、気力体力を消耗するだけですので疲れやすくなります。

 

 嘆くのが非生産的だとしたら、生産的な行為はどのようなものになるか。それは大きく3つあります。

 

 一つは選択可能な選択肢のなかから『他よりも比較的マシな選択肢』を選択する、です。

 この場合、時間をかけず、ひとまずの結果も出ますから生産的で、後述する2つに比べ現実的です。

 

 いま一つは『最良の結果をもたらす選択肢が選択可能になるまで待つ』という選択です。

 ですが、これはどれだけの時間がかかれば選択可能になるか分からないため、現実的ではありません。

 

 最後に『状況そのものに働きかけて選択可能な選択肢を増やす』です。

 これは状況を変えるだけの力がある場合に有効な行為です。上手くすれば最良の選択肢を用意できるかもしれません。ですが状況を変えられなかった場合、全くの無駄になるのが難点です。

 

従って「選択可能な選択肢に嘆くのを止めると疲れにくくなる」となります。

 

次回(12/31)は、「自分が大丈夫でも他人は大丈夫でない場合も十分にあると認知すると疲れにくくなる」です。

 

以上